稲盛さんの寄付

投稿者: | 2013-11-17

京セラ名誉会長の稲盛和夫さんが、京都府に20億円の寄付をしたそうです。

京セラ:稲盛和夫氏、京都府に20億円寄付- 毎日jp(毎日新聞)

京セラの稲盛和夫名誉会長(81)は13日、個人資産から20億円を京都府に寄付した。府は、府立大、府立医大、京都工芸繊維大の国公立3大学=いずれも京都市=が共同で一般教養の講義をする校舎の建設費にあてる。来春、京都市左京区の府立大キャンパスに完成予定で、「稲盛記念会館」と名付けられる。

出身の鹿児島でなく京都、それも京都市でなく京都府というところがなかなか興味深いです。 個人資産からの20億というのは、こう言ってはなんですが稲盛さんには「はした金」でしょう。ご自身が亡くなられるときにはどのようなお金の使い方をされるのか、興味がわいてきます(もちろん、できるだけ長生きしていただきたいですが・・・)。

昭和の時代、松下幸之助氏が「経営の神様」と呼ばれました。平成の世にその称号にふさわしい人というと、稲盛和夫さんの名がまず挙がるでしょうね。他には、セブン&アイの鈴木敏文氏やファーストリテイリングの柳井正氏あたりでしょうか。京セラや第二電電(現・KDDI)といった事業の地味さのためか、ご本人の人柄のためか、経営手腕や業績に対する評価があまり大っぴらに語られないのは、かねがね不思議に思っているところです。

稲盛さんは自ら経営に当たるとともに、経営者育成にも力を注いでこられました。これがご本人の死後も続いていくようなプロジェクトとなれば素晴らしいことだと思います。個人資産がいくらあるか存じ上げませんが、「稲盛和夫財団」みたいなのができて経営者の人たちが共に学び、支え合い、助け合うような場ができるのを期待しています。

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