葬儀屋さんのブログを読んでいると、「直葬などシンプルな葬儀をするにしても、宗教儀礼はあった方がいい」という記述をよく目にします。
個人的には、坊主は葬儀の場からいなくなるべき(もっと言えば、駆逐すべき)と思っています。葬儀を「メシの種」にするのは、仏教にとって堕落としか思えないんです。仏教を愛する者としては。
でも葬儀屋さん、それも複数の方が上記のようなことを言われれるのは、それなりの理由があるはず。それって何なのか、私なりに考えてみました。
- 荘厳な読経の音響的効果
- ありがたい法話
- 宗教儀礼は「型」を与えてくれる
- 宗教なしだと、「間」が持たない
こんなところでしょうか。無宗教葬、あるいは宗教的要素を排除した直葬+お別れ会という形式は、私が想像し得ないような深刻な弊害を生むものなのかどうか、慎重に見ていきたいと思います。