高齢化する社会で起こりそうなこと

「起こりそうなこと」はいろいろあります。

その一つが、長生きした作家や哲学者、芸術家などに脚光が当たるのではないか、ということです。

長生きする人が増えると、その人たちが求める芸術作品や書籍は、自ずと長生きした人の作品になっていくことでしょう。20代や30代で若くして死んでしまったような人の、みずみずしくも青臭いものより、「円熟」とか「枯淡」という感じのものが好まれると思うんです。

あくまで傾向であって、年を取っても感性が若い人、あるいは成熟しない人は、一定の割合でいるでしょうけど。

コラムニストの堀井憲一郎が、「自分が、作家の執筆年齢に達した時に読む」というのを提唱しています。50歳になったら作家50歳の時の作品を、70歳になったら作家70歳の時の作品を、というわけです。若いうちだと、作品の味わいを十分に理解できず、ピンと来ないということなりかねませんからね。

ネットで検索したら、下記の記事が見つかりました。

視点・論点 「私の一冊(2) ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』」 | 視点・論点 | 解説委員室:NHK

だからやっぱり、世界文学は作家の書いた年齢で読んだらどうだ、というのが私の提案としてあるんですが、例えば、夏目漱石の「明暗」なんていうのも、49歳あたりで書いてますから、やっぱり40代50代の人が読んでもやっぱり面白いものであるはずですし、また逆に言いますと、若書きの作家というのもいらっしゃいますよね。芥川龍之介は「羅生門」を23歳で書いて、だいたい10年間くらいの活動しかしてなくて、30代半ばで亡くなっていますから、若書きの作家ですから、若い人には合いますけれども、やっぱり歳とって読んでみると、ちょっと物足りないことを感じることもあるっていうのがありますね。そういう見方というのもできると思います。

私はヘッセも好きでしたし、谷崎潤一郎なども作家生命の長かった人です。こういうのをこれからも楽しめると思うと、人生の張り合いが増えるような気がします。

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