「人生100年」に備える

昨年日本語訳が発売された「LIFE SHIFT ~100年時代の人生戦略~」は相変わらずよく売れているようです。

寿命の伸長、それも大幅な伸長は「生き方」にも変容を迫らずにはおきません。人生80年と考えていてそれよりも20年(あるいはそれ以上)長生きしてしまったら、後半の20~30年はかなり後手後手に回ってしまいます。

現在60歳70歳とかそれ以上の人はある程度余命の幅も読めるでしょうが、30代からそれ以下の人は、医学やテクノロジーの進化によって予想以上に寿命が延びてしまうリスクにも備えておくべきでしょうね。「人生120年」になっている可能性だってあります。既に四捨五入すれば50歳に近づいている私も、90歳とかそれを大きく超えて生き残ってしまう可能性は多分にあるものと、覚悟しています。

生きている期間がそれだけ延びれば、健康や気力が続く限り何らかの形で働き続ける、というのは絶対に必要なこととなります。60代前半とかそれ以前の年齢で早めに引退して、あとは資産の利回り及び取り崩しと年金で悠々自適に暮らす、などというのは一部の恵まれた人にしか許されなくなるでしょう。

健康や知力を維持するという点でも、働くことは大切です。加えて男性にとっては、どうしても仕事を通じてのつながりが社会とのつながりの大きな部分を占めます。働くことをやめると社会との接点が極端に乏しくなりますので、その点でもできるだけ長く働き続けることは「must」と言って良いでしょう。

「LIFE SHIFT」でも述べられていましたが、社会に出た時に就いた職業、就職した組織で一生を終えるというのはむしろ例外的なケースとなるでしょう。途中で仕事を変える人、あるいは複数の職を掛け持つ人の方がむしろ当たり前になることと思います。

ただ「LIFE SHIFT」はアメリカなど欧米社会を前提に書かれていますので、日本人にはピンと来ないところもあります。日本版「LIFE SHIFT」をいろんな年代・バックグラウンドの人がいくつも書いてほしいものですね。

先日ダイヤモンド・オンラインに経済評論家の山崎元さんがこれに関する提言を記していました。さすがに転職経験豊富な方だけあって、うなずけることばかりでした。こういう議論がもっと盛り上がると良いですね。

50年以上働き続ける長寿社会に不可欠な6つの仕組み | 山崎元のマルチスコープ | ダイヤモンド・オンライン | ダイヤモンド社

なお今後日本では、仕事の件と併せて結婚・夫婦関係ということも大きなテーマになってくるものと予想します。卒婚なんて言葉もありますが、一定年代で夫婦のあり方を見直したり、場合によっては夫婦関係を解消して別々の人生を歩んだり、ということも仕事同様に一般的となってくるのではないでしょうか。

もちろん私の関心分野である生前準備においても、寿命の伸長は大きな影響がありそうです。ひょっとすると、「人生は長いのだから・・・」と準備を先延ばしにする傾向が今以上に強まるかもしれません。90歳過ぎてからでいいや、みたいな。

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