終活が「済んだ」

投稿者: | 2018-10-01

ある有名タレントがテレビ番組で「自分は終活を済ませた」などと語ったそうです。

彼は50歳そこそこなので、その年でそれだけやるのは立派だな、と感じました。他方で、「済ませた」という言い方に違和感を感じたのも事実です。

50代ならばまだこれからの人生は何十年もあることでしょう。状況の変化、心境の変化などがあって当然で、その時には見直しをしなければなりません。生前準備は基本的に、一度やったら終わり、というものではないのです。「済んだ」という言葉が使えるのは、死に至る病に冒されてこれからどんどん体力も落ちていき意識もぼやけてくるような場合だけではないでしょうか。

とはいえ、早めに着手することは無駄ではありません。見直しは、初めてやるのに比べたらずっとすくない手間や時間で済みます。また加齢とともに行動力や思考能力も低下していきます。いつも言うことですが「生前準備をやるのに、早すぎということはない」のです。

なお、上の有名タレントというのは坂上忍(51)です。彼は割とこの種のことについて言及することが多いので、今後一種の「終活タレント」としても重用されるかもしれません。それでなくても、この1〜2年で各局から番組MCとして引っ張りだこになっていますが。

参考記事:坂上忍は終活“済”「全部。それこそ資産の流れは」 – 芸能社会 – SANSPO.COM(サンスポ)

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