有名税という言葉があります。
有名人は、私生活の不自由など、有名であることの代償を払わねばならない、ということです。もしかしたら、死語になりつつあるのかもしれませんが。
ソーシャルメディアが隆盛を見せている現在、ある分野で有名人であることは、自分の行為にレバレッジを利かせられる、一種の資本なんじゃないでしょうか。仮に同じことをしたとしても、非有名人よりも行為に対して注目を集めることができます。また、他の有名人あるいは実力者へのアクセスが容易というメリットもありそうです。そしてこうした資本を持っている人であれば、新たな人脈、情報、アイデアなどを吸引する力もまた、大きいはずです。
格差が取り沙汰される社会ですが、これからは有名資本の格差もどんどん開いて行くんじゃないか。そんな気がします。
これは何も私オリジナルの発想ではありません。「ウッフィー」というのはほぼ同じ概念ですし、「パーソナル・ブランディング」が関心を集めるのも、上記のような認識あってこそ、だと思います。
個人がやるべきこと・できることは
- 自分の「旗」を掲げる
- 世の中で通用する能力を身につけ、磨き続ける
- 戦略的に人脈を開拓していく
といったことでしょうか。ソーシャルメディアを活用する、というのは言わずもがなですが。マスコミが勝手にバンバン取り上げてくれるほどの人でない限り、Webで自分をどう晒していくか、というのは万人のテーマとなってくることでしょう。