強烈なタイトルの記事です。
岡田斗司夫×堀江貴文が語りつくす!(最終回) 国民の95%が失業する時代がくる!? 『評価経済社会』刊行記念トークイベント|エディターズ・チョイス|ダイヤモンド・オンライン
――問題は、そこに属せない大勢の人たちがどうやって食っていくか。
岡田 食っていくのは無理です。大量失業時代というと変ですけど、国民の95%は失業するんです。それで僕はしょうがないと思います。堀江さんはそれを見越して、ベーシックインカムって言ってるんですよね。
堀江 そうです。そこで所得の再分配をする。一人頭月額5万円なのか10万円なのかわからないけど、それを支給していくだけ。年金みたいなものっていってもいいし、生活保護っていってもいい。
岡田 95%が失業っていうと極端に聞こえるかもしれませんけど、古典的な仕事があって、ちゃんと給料をもらえる人っていうのが、たぶん国民の5%くらい。つまり異常な人だけなんです。ベーシックインカムが普及すると、最低給与をもっと下げても大丈夫だから、みんな時給100円とか50円とかでも働くようになるんですよ。
95%というのはさすがに眉唾ですが、従来あったような職業が成り立たなくなっていく、というのは大いにありそうです。日本の場合は少子化のために、労働力が不足気味になる、という予測も一方では成り立ちますが。
そしてこちらの記事でも。
なぜ日本だけがデフレなのか デフレへ適応する日本人 : ここヘンJAPAN – ライブドアブログ
日本人は高い教育を受けているために、安価で、単純な労働へしながら、一方で趣味でクリエーティブな労働を行っている。オタク文化や、ネット上の文化がいかに知的な無償労働に溢れるか、驚くべきである。
一つのライフスタイとして、安い賃金と自由な時間が多い雇用形態に対して、デフレによる安価で豊かなコンビニエンスな生活に過ごしつつ、ネット上で知的でクリエイティブな無償労働を楽しむ。
確かに、古き良き労働者の価値観からすると、自動車や高級品を消費せず、家庭・子供も養えない可哀想な世代と感じるかもしれないが、手に入れたくても手に入らないのか疑問である。若者の幸福が消費や社会生活など外向的から、クリエイティブな趣味の世界という内向的へむかっているといえる。それは雇用形態の変化とも対応している。
機械やコンピュータのおかげで、従来より人手のかからない産業が増えている。中国を始めとする新興国に雇用を奪われている。経済がソフト化、サービス化している。など、背景はいろいろあるでしょう。とにかく、昔の大企業ブルーカラーが、妻を専業主婦にしておけるくらい「高給取り」だったというのは、今は昔、という感じですね。
そうした認識から、ベーシックインカムを提唱している人も少なくありません。でも以前書いたように、私はこれには反対です。むしろ、これからの時代に即した職を創造していくべきと考えます。具体的には、
- 兼職
- ソーシャルビジネス
- 対人サービス
といったものが、戦略的なキーポイントになるかと思います。次回以降、それぞれについて考えてみます。
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